マルチロール機(マルチロールき)とは
マルチロール機(マルチロールき)は、複数の用途での運用が可能(Multirole)な航空機のことである。従来において、戦闘機・攻撃機(爆撃機)・偵察機・電子戦機・空中給油機等により別々に行われていた複数の任務のいくつかをひとつの機体で遂行可能な軍用機は特にマルチロールファイター(多用途戦闘機、多任務戦闘機)と呼ばれる。一方、空対空戦闘と対地攻撃の2つを主任務とするものはデュアルロールファイターや戦闘爆撃機(戦闘攻撃機)と呼ばれることもある。マルチロール機は、第二次世界大戦時に主に活躍した戦闘爆撃機を先祖とする。開戦当初は多くの航空機のエンジン出力が1000hpに届かなかったこともあり、空対空戦闘を主任務とする戦闘機、特に単発機に爆弾を搭載して対地攻撃能力を持たせることは困難であった。制空戦闘機・戦闘爆撃機としても使用されたP-47しかし、大戦中期に入るとエンジンの性能が飛躍的に向上し、後期には2000hp以上の大出力エンジンを備える機体までが出現した。
update:2009年09月08日
